【臨床検査技師が答える】臨床検査技師とは?どんな仕事?給料は?

2019年1月30日

臨床検査技師とは?どんな仕事?給料は?

臨床検査技師ってあまり聞かないけど、どんな仕事してるの?給料はいいの?男女比は?仕事は辛い?

こんな疑問に答えます。

健診→治験→病院勤務を経て一転してフリーランスに。医療の現場で15年以上臨床検査技師として働いていました。今回は検査技師について検査技師が答えます。質問も受け付けますよ。

この記事でわかること

  • 臨床検査技師の一日
  • 臨床検査技師の環境
  • 臨床検査技師の給料と将来

臨床検査技師の一日

まずどの会社に入るかによって変わります。臨床検査技師が他の医療従事者よりも資格上優れている点は、就職先が多い事です。

これに関しては一概にメリットとも言えませんが、就職先が病院オンリーよりはいい事でしょう。

臨床検査技師が資格を生かして就職可能な就職先

  • 病院
  • 健診センター
  • 製薬会社
  • 研究機関
  • 警察
  • 治験施設
  • 検査センター
  • 検査機器メーカー
  • 検査試薬メーカー
  • 検査システムメーカー
  • 検査学校

まだあるかもしれませんが、ざっくりこんなこんなところでしょうか。

検査は検査するだけではなく、検査に関わる部分であれば就職可能です。その就職先で検査をするのではなく、検査の知識で商品を紹介販売したり、システムの構築をしたり。

化粧品会社の研究というのも就職先としてはあります、警察も私が卒業の時募集がありました。

公務員にもなれます。公的病院に就職すれば、地方公務員です。私も昔、市営の病院に勤務していました。

では私が勤務したことのある、勤務先がどうだったのか紹介します。

病院の一日

どの分野に配属になるかによって業務内容は大きく違います。またその病院規模によっても異なります。

病院規模としては、クリニック<小規模病院<中核病院<大学病院

といった感じで病床数が増えていきます、病院規模によって検査技師の与えられる業務はかなり違います。

大学病院(500病床以上)

大学病院であれば、専門特化していくのが一般的で、分野毎に細分化されます。生化学検査、生理検査、病理検査、とかで分類分けされ基本的には他の分野の業務はしません。

もちろん色々とやるところもありますが、それぞれが専門特化するので他の分野に行ってかんたんに検査できません。

専門が長いと、検査技師なのに生理検査(心電図など)は出来ない人も結構います。

この場合の業務は、ひたすらにその業務だけ行います。一日中輸血だけを、ずっとやっていたりします。

そして勉強をする時間が結構取れるイメージです。専門特化していくには勉強しないと無理ですから。そしてダブルライセンスとして、認定試験を目指していくのが一般的かと思います。

中核病院(200~400病床程度)

この場合は2パターンあります、マルチに色々と検査する場合と、専門特化する場合です。

勤務人数と業務範囲によって、違ってくるとは思いますが科長次第な部分も大きいです。

何か所か出来るようにするのが、一番効率のいい科の運用でしょう。私は科長として業務をしていたこともありますが、1人3部署くらいが一番効率がいいと思っています。

スペシャリストではなくジェネラリストを育成するイメージでした。

なので、例えば、採血と生理と輸血。そんな感じで出来る分野をローテーションで回る感じです。

なので飽きないのがいいところではありますが、専門知識が付きにくい部分があります。もちろんその中でもどこかに力を入れて、認定資格を取得する人もいます。

クリニック(19病床以下)

この場合はなんでもやります。これは人に聞いた話ですが、検査から、採血、生理機能、医事会計、車の洗車。何から何までやります。

洗車はよくわからないですが、やってると言ってました。

患者の送迎と、車の洗車なのでしょうか?私もよくわからないですけど、とにかくスーパージェネラリストになります!

健診の一日

私が一番初めに勤務したのが、健診を行っている企業でした。

もう一日中心電図をひたすらにとったり、一日中尿検査をやったりと、とにかく数を物凄くこなします。

工場の部品にでもなったかのように、ベルトコンベアー式に受診者をひたすらに検査します。そんな気分にさせられました。あくまで私見です。

一日100人以上の心電図をとったり、500人以上の尿検査をしたりととにかく数が凄い。めまいが良くしました。

そして朝が早い!基本的には早朝からバスにのって健診場所までゆられます。そして着いたらセッティングを速攻で行い、検査しまくります。

速さが勝負です。そして早くやらなければいけないのに、間違えたらいけません。私には向かなかったなぁ。

でも毎週、もしくは毎日違う場所にいけるので飽きません!

検査センターの一日

これもどこに配属になるかで、違ういます。

私の先輩は、営業に配属になって全国各地でFMS(検査室業務共同運用方式)を展開しています。

北海道から沖縄まで、これはこれで色々行けていいなぁって思いますが、仕事が苛烈を極めているようで、一時期半年で20kg痩せていましたね。

でも私も将来やってみたいなと思っています。検査機器とシステム、検査室運用、に猛烈に詳しくなれます

臨床検査技師の環境

包み隠さず申し上げます。

病院では医師はヒエラルキー(序列)の頂点にいます。次に看護師。次に医療従事者と事務でしょうか。

正直、古臭い体制です。この辺は今色々と問題視されてきて、パワハラやサービス残業の部分も改善されるかもしれないと言ったところです。

あまり期待できないですが、これは世の中次第でしょう。

私が勤めていたところでは、看護師が上とかはなく医師以外は同じような感じの病院もありましたけど、ヒエラルキーがはっきりとある病院も多いですね。

あとはサビ残の多いのも病院です。医療従事者は奉仕の心というのを学校レベルで植え付けられます。やや語弊があるかもしれませんが、人の命を救おうっていう人はボランティア精神が人より多いんですよ、たぶん。

まぁそこに、付け込まれている社会体制があると思います。あくまで私見ですが。これからの皆様が就職するときには改善されていることを、切に願います。

臨床検査技師の給料

ピンキリです。どこでもいえることでしょう。

私の初任給は月23万円でした。高いのか低いのかわかりません。次の病院では月22万くらいでしたね。

科長をやっていたころでも、年収600万程度。最後の病院は科長で750~950万くらいでした。

因みに検査センターの先輩は、年収1000万を超えていましたね。でも検査センターで働いていた同期はずっと月20万程度でしたね。

なのでピンキリです。当てにならないですね、すいません。

まとめ

検査技師はいいですか?と聞かれると難しいです。私は今フリーランスですし、今後は営業でもやってみたいと思っています。

質問があれば、お気軽に問合せ先から連絡下さい。可能な限り質問に答えます。

今の時代、一つの仕事に固執するとダメだと思っていて、ホリエモンさんが言うような1万分の1の個性を獲得したいと思っています。

AI時代、ホリエモンと落合陽一さんが出てる「10年後の仕事を図鑑」でも言っていますが、消える仕事に医師が入っています。医師がなくなるのであれば、臨床検査技師もなくなるでしょう。

でもその過程で得た経験は、無駄にはなりませんし医療というのは利権が凄いので、そう簡単にはAI化出来ないと思っています。システム的には出来ても、政治的に出来ない。

でも本当は10年後なんて誰にもわからないのです、5年後だって来年の事だってわかるわけないのです。

可能性の話をしているだけですから、そんなに心配しないでいいと思います。