がんの自己診断方法をご紹介
がんをセルフチェック出来たらいいな。どんな症状が出たら病院に行くべきなのかな?
こんな疑問に答えます。
この記事でわかること
- 色々ながんの自己診断
- 自己診断の注意点
- 検診の重要性
自己診断の前に
自己診断の前に大前提としては、心配ならば検診を受けて下さい。市区町村の検診は無料で受ける事の出来る、優れた検査です。
自己診断よりも優れているのは明白なので、心配なら検診が第一選択です!
とわいえ、1年に1回が検診の間隔なのでその間に心配な症状なのかどうなのかだけでも知りたいと思いますので記事にします。
死亡率の高い順に自己診断を並べておきます。また検診に含まれているがんに限定して紹介したいと思います。
かんの自己診断
肺がんの症状
- 胸痛
- 血痰
- 治らない咳
- 息切れ
- 声のかすれ
- 呼吸音
こんな症状が出たら要注意です。特に血痰と胸痛はすぐにでも病院に行った方がいいです。
そして原因に関しては第一にタバコです。家族に肺がんになった人がいるなら要注意ですね。
胃がん
- 胃痛
- タール便(黒い便)
- 胸やけ
- 消化不良・不快感
- 食欲低下
などがあげられます。
胃がんに関しても喫煙の有無が重要事項です。あとは塩分の取りすぎ、ヘリコバクターピロリ菌がも胃がんに起因すると言われています。
大腸がん
- 血便
- 便が細くなる
- 下痢と便秘を繰り返す
- 腹痛
- お腹の張り
大腸と一口に言っても、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸、肛門管、これだけ分類されており、このどの部位で出来るかで症状も変わります。
原因は、これもタバコ、肥満、家族に大腸がんになった人がいるか、アルコールなどがあげられます。
子宮頸がん
- 不正出血
- おりものの増加
- 性行為出血
- 下腹部・腰の痛み
原因はHPVです。HPVの可能性が99%以上と言われています。そして初期症状はほぼありません。
乳がん
- 乳房のしこり
- 乳頭からの分泌物
- 乳房皮膚の変化
- 乳頭陥没
- わきの下リンパ節の腫れ
原因は肥満、アルコール、出産・妊娠歴がない、早い月経、遅い閉経、授乳歴がない、などがあげられます。
前立腺がん
- 排尿時の痛み
- 血尿
- 頻尿
- 残尿感
- 排尿時の違和感
原因は家族に前立腺がんになった人がいるか、加齢、肥満、喫煙と色々言われていますが、はっきりとした結果は出ていません。
自己診断の注意点
この自己診断は早期発見ではありません、むしろ「がん」があって出てくる症状です。また症状が全くでない場合もあります。
基本的にはこれらの症状がみられた時点で病院にこの症状がある旨を伝えて医師の判断を仰いで欲しいです。
症状が出て、検診に行くのではありませんので注意して下さい。検診は全く症状がない人がいくものです。健康そのものって方が行って下さい。
日本の受診率は海外と比較すると非常に低いです。せっかく政策型検診があるのに、受診しないのであれば意味がありません。
検診の重要性
自己診断を気にすることも大切かもしれませんが、まずはがん検診を受けて見て下さい。検診は優れた判断方法であり、補助金があるため自己負担も少なくて済みます。
検診と聞いて人間ドックと勘違いしている方がいるかもしれませんので、かんたんに説明します。
がん検診には「対策型」と「任意型」があります。それぞれの特徴は
対策型:住民健診などを指し、費用は無料から一部負担、公的医療サービス
任意型:人間ドックなどを指し、費用は個人負担、医療機関や健診期間が主
対策型検診では、集団の死亡率の低下を目的とした医療サービスです。費用も人間ドックに比べると非常に安く、その効果も高いものとデータがきちんとそろったもので構成されています。
まずは検診です。
まとめ
検診にはどうしても面倒で行きたくない、もしくは時間がなくて行ってられないというのであれば、自宅で行う方法もあります。
今回も多くの情報は国立がん研究センターの情報を参考にしています。
命を守る手段です、面倒と言わずにご自愛ください。