HIVってキスでも感染するの?手をつないでも感染するの?性行為でも感性しないことあるの?
こんな疑問に答えます。
自己紹介健診→治験→病院勤務を経て一転してフリーランスを目指す。医療の現場で15年以上臨床検査技師として働いていました。もちろん検査キットも、大量に使いました。エビデンスをもとに検査技師として検査や病気について、専門用語は使わずにわかりやすい記事を書いています。ゆき@技師ブロガー (@NC0bK9MAWcyVeSa)です。
キスでもHIVに感染するのか?
この辺は以前記事にしています。
ここでキスでの感染確率は0.00001%確率と言いました。
なので、感染するけど限りなく0に近いので感染しないと言えなくもありません。
2018年のHIVの累計報告件数17909件です。
日本人口が1億2622万人です。知らない人とキスをして感染する確率を出すとすれば。
17909/126220000×0.00001=0.000000000141
無に等しいですね。0の数間違ってたらごめんなさい。
他の感染確率に関しては以下
POINT・輸血・・・90%
・針刺し・・・0.3%
・セックス・・・0.1%
・キス・・・0.00001%
キスは圧倒的に少ないです。
HIV感染者と濃厚接触し、感染が疑われる場合
感染者と性行為をして、あとから気づいた場合の対処として。
抗HIV薬の曝露後予防内服(PEP)
というものがあります。
72時間以内に薬を飲めば、リスクを減らせるというものです。
28日間の予防内服のため、料金も結構かかってしまいます。全部で30万円くらいです。
なかなかの料金ですよね。
また副作用が強いため、28日間の内服が出来ないことも良くあります。後からではなかなか難しいと思っていた方が良いです。
HIV感染経路と予防
HIVの感染経路としては、80%が性行為です。
そしてHIVは血液、精液などの体液を介して感染します。血液には大量にウイルスが含まれていて、唾液には少ないので、感染確率が変わります。
その体液を粘膜に接触させると感染します。
POINT・口
・性器
・肛門
・傷口
HIV予防
コンドームが有用です。
基本的にはこれしかありません。性行為を行わないか、正しいゴムの使い方での性行為が安全です。
オーラルセックスでも感染は起きます。
危険を感じたらNOという勇気が必要ですね。
まとめ
感染の可能性がある、感染が心配だという場合は早めに検査をしましょう。
しかし検査のタイミングでは陰性になることもあります。
検査タイミングに関しては別の記事にしています。良ければご覧ください。