HIVに感染する確率【低い】どのくらいの確率

HIVは感染率が低いって聞くけど、どのくらいの確率で感染するの?どんなことをすると感染するの?日本に患者はどのくらいいるの?

こんな疑問に答えます。

自己紹介健診→治験→病院勤務を経て一転してフリーランスを目指す。医療の現場で15年以上臨床検査技師として働いていました。もちろん検査キットも、大量に使いました。エビデンスをもとに検査技師として検査や病気について、専門用語は使わずにわかりやすい記事を書いています。

今回のHIVは国立感染症研究所などを参考にしています。

参考URL:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi.html

HIVの感染確率

我々医療従事者も針刺し事故などにより感染することがあるHIVは、基礎知識として定期的に勉強会などを行っています。

そのなかでも出てくるのが感染の確率です。よく感染のリスクとして上げられる3つの疾患を一緒に記載します。

HIV・HBV(B型肝炎)・HCV(C型肝炎)この3つが主に感染リスクの高い疾患として、危険視されているものになります。

感染確率ですが。

  1. HBV 30%
  2. HCV 2%
  3. HIV 0.3%

と言われています。なので比較すると感染する確率は低いです、しかしだからと言って気にしなくていいというわけではありません。

感染経路・感染方法

次は感染経路(感染方法)に関してです。

粘液接触で感染を起こします。上の3つはどれも同じような、感染経路を持っています。

保菌者の体液が、傷口や粘膜に触れることで感染します。針先についている血液を誤って刺してしまう。これが針刺し事故です、このくらい少量でも感染を起こします

体液といっても、汗、唾液、尿などは感染力が比較的低いのでめったには感染しません、なので日常生活で感染しないといわれるのはコレです。

ではキスでは感染するの?という質問をたまに見かけますが、答えはイエスです。しかし感染確率がかなり低いです。限りなく0に近いです。

  • 輸血・・・90%
  • 針刺し・・・0.3%
  • セックス・・・0.1%
  • キス・・・0.00001%

それに引き換え、血液、精液、分泌物などにはウィルスが多量に含まれるので、感染の可能性は上のようにHBVでは針刺しでも3回に1回はかかると言われています。

感染のリスク

実は感染して直ぐに命に関わるのは、HBVです。

25%が劇症肝炎を引き起こし、死に至ることがあります。なので医療の現場ではHBVのワクチンの接種は、学生が実習に来る段階で接種するくらい慎重になっています。

病院の場合は、HBVに感染している患者がいるのはあり得ますが、通常はそんな重症患者はその辺をうろうろしていません。

日常生活を送れませんから、接触の機会はほとんどないでしょう。

しかしHCVとHIVの患者であれば、キャリア(保菌者)として生活していることが良くあります。なので感染を気にしなければならないのです。

HCVは保菌者も理解していることが多いです、症状がでて最初は入院することが一般的なので、本人が自覚していることもあり粘液接触を通常避けます。

しかし、HIVは無自覚の時期が長いことが感染のリスクです。

HIVの症状

HIVの症状は発熱、喉の痛み、赤い発疹、筋肉痛、下痢、風邪に似た症状を呈します。

2~4週間でウィルスが体内で増え、症状が出ます。風邪に似ているため、疲労と体調不良で気づかないことが多々あります。

その後無症状、つまりキャリア期(保菌者)に入ります。この無症状期が数年~10年と非常に長いために、本人も知らないうちに感染を拡大します。

その後HIVウィルスが体内で増え、免疫機能を破壊が進むと日和見感染を起こします。通常ではかからない、細菌に感染したりします。

ここでようやく気付く。

HIV患者が日本にどのくらいいるのか?

厚労省で出しているデータでは年々増えています。

参考PDF:http://api-net.jfap.or.jp/status/2015/15nenpo/h27gaiyo.pdf

累計報告件数17909件、2015年新規報告数1006件です。

新規患者のうち男性が806件です。男性の同性愛者の中での感染が拡大していると言われるのは、このあたりのデータからでしょう。

因みに、日本国籍女性はたったの38名。

HIVの検査

HIVの検査に関しては、以前記事にしています。

【信頼性】HIV検査キットならGMEがベストバイ【検査法比較】

HIV検査は血液で検査することができます、保健所でも行っています。匿名性を高めたいのであれば、検査キットがおすすめです。

まとめ

HIVに感染したかもしれない、という不安があるのであれば一度検査することをおすすめします。

検査できる期間に関しても記事にしていますので、感染時期がある程度わかっているのであれば適切な時期での検査をしてください。ウィンドウ期では意味がありません。

一度適切な時期で検査をしていれば、新たに感染の機会にさらされなければ通常感染することはありません。

心配の種は少ない方がいいです。今はHIVも不治の病ではありません。早めに対応しましょう。