【子宮頸がん】検査キット高精度な自己採取でかんたん自宅検診

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検査キット高精度な自己採取でかんたん自宅検診

こんにちはゆき@技師ブロガー (@NC0bK9MAWcyVeSa)です。

 

子宮頸がんが気になっているけど、病院で採取する時間が取れない。病院での採取が恥ずかしい、以前痛かった経験があるから少し怖い。でも検査キットで大丈夫?

 

こんな疑問に答えます。

 

健診→治験→病院勤務を経て一転してフリーランスに。医療の現場で15年以上臨床検査技師として働いていました。もちろん検査キットも、大量に使いました。エビデンスをもとに検査技師として検査や病気について、専門用語は使わずにわかりやすい記事を書いています。

 

この記事でわかること

  • 自己採取と検査キットの信頼性
  • 使い方と注意点
  • キットの価格比較

 

検査キットで自己採取の信頼性

検査キットの信頼性

子宮頸がんの検査は2つの検査を組み合わせて行います。

 

細胞自体が「がん化」していないかを調べる細胞診検査と、がんの原因になるHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無を調べるハイブリッドキャプチャー法です。

 

この2つの検査は1つの検査では発見率が最大でも80%程度の検査です。

 

しかしこの2つを同時に行うことによって、限りなく100%に近い異常の発見率となり、検査精度を向上することができます。

 

自己採取の信頼性

病院とはことなり、基本的には自己採取になります。

 

これに関して加藤式擦過器具ならば、医師が採取した場合と精度が変わらないことが比較検討されています。

参考文献:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/34/4/34_4_808/_pdf

 

加藤らによれば、5983名の既婚女性を対象に検証しており、n数(対象人数)としては十分の数を検証しています。 

 

検討内容は医師によるスクレイバー法と、加藤式擦過器具での自己擦過の検査結果の一致率の差を見る内容になっている。

 

検討結果としては良好で、更に加藤式擦過器具の方が優れている点もあった。

 

加藤式擦過器具でしか陽性結果を得られない患者もいた事。

 

また医師スクレイバー法では、スメア(検体を見る標本)に血液の混入と著しい細胞の重合が良く見られるのに対し、自己擦過ではほとんど見られなかった。

 

これは細胞診検査をするにあたり、自己擦過の方が優れた検査結果を得られる可能性が高いことを示している。

 

また赤血球の混入が少ないにも関わらず、検査結果は良好だったため検体採取が自己擦過で適切に行われかつ、出血するほどの擦過も必要ないという結果だと思われる。

 

検査キット使い方と注意点

検査キットの使い方

検査キットの信頼性が高いことはわかったけど、使い方は難しいんじゃないの?そんなことはありません。

 

動画での説明があるサイトが多いです。

 

採取方法に関しては、検査キットに説明書として添付されていますし、わからない場合電話でも質問することができます。

 

動画を見る限り、そこまで難しくないですし時間も2~3分程度で採取可能だと思います。説明動画も2分でした。

 

検査キット使用の注意点

子宮頸がん細胞診検査の注意点
  • 生理中は採取しない
  • 妊娠中は採取しない
  • お風呂あがりも採取しない
  • 性行為直後も採取しない

 

というのも細胞診検査に関しては、非常にデリケートです。水道水が検体に混入するだけでも細胞は破壊されてしまいます。

 

物凄く小さい細胞を見るので、採取後の保存液も必ず入れて下さい。速やかに。でないと検査感度は下がります。

 

保存液も意味がちゃんとあって、細胞変性を防いでくれる効果があります。細胞診は細胞の保存が命です。デリケートであることを知っておいてください。

 

HPV採取の注意点
  • 生理中は採取しない
  • 妊娠中は採取しない
  • 採取前に膣内洗浄はしない
  • 性行為直後も採取しない
  • 薬を塗った後には採取しない
  • 綿棒が折れるほど強く擦過しない

 

また綿棒の先端部分は直接手で触れないようにして下さい、検査精度が下がります。

 

耳掃除の要領と言えば伝わるでしょうか?膣内壁を綿棒を回しながら表面を擦る感じです。

 

検査キットの価格比較

実はもっと安い検査キットがあります、しかしあまりおすすめできません。理由は2つあります。

 

1点目は安価な検査キットは先ほど信頼性で話した、加藤式擦過器具を使っていないことが多いです。

 

自己採取の精度が担保されているのは、加藤式擦過器具を使った場合だけです。それ以外は病院での検体採取が望ましいです。

 

2点目は検査キットの会社によっては自社での検査ではなく、別の会社に再度配送して検査する方式をとっているところがあります。

 

検査結果が遅れるだけではなく、必要以上に検体を移動しますので場合によっては検査精度に問題が生じることがあります。

 

細胞診検査は自社検査がおすすめです。

 

この2点をクリアしている検査キットを販売している会社はGMEです。GMEでは自社で検査を行い、検査過程は臨床検査技師と細胞診は細胞診断士が行っています。

 

公式サイトはこちらから

 

まとめ

先進国で子宮がんの死亡率が未だに増えているのは日本だけです、海外では減少傾向になります。

 

理由は2つありまして、「検査の受診率が低い」「ワクチンの接種率が低い」この2つにおいて日本は圧倒的に出遅れています。

 

それぞれ理由があるのですが、受診率に関しては一番の理由が「時間がない」「面倒」ということなので、自宅で出来る検査ならば受診率は増える可能性があると思い記事にしました。

 

自分の周りにもこれなら進められるます、妻や妹や母親にも読んで貰うためにも記事にしました。皆様の一助になれば幸いです。