・なんでリアップは発毛剤として人気があるの?
・リアップのメリットとデメリットが知りたい。
・他にも効果的な使い方はない?
薬局→医薬品メーカーと5年以上医療業界に携わって来ました。医療のノウハウを元に、薄毛の私が育毛・発毛に全力投球した体験談をお話したいと思います!
この記事で分かること
- リアップの有効成分であるミノキシジルの効果
- リアップのメリットとデメリット
- プロペシアと併用が凄い
リアップはやっぱり効く、決めてはミノキシジル
日本で唯一発毛効果が認められている、外用薬といえばリアップです。
リアップが発毛剤として堂々名乗れる理由は、この有効成分「ミノキシジル」が配合されているからに他なりません。
そもそもミノキシジルは、発毛成分として開発されたわけではなく、血管拡張剤として開発された経緯があります。
この作用を応用し、ミノキシジルを頭皮に直接塗って流れる血液の量を多くすることがきでます。
それまで血液が行き渡らず、弱っていた髪の毛根部分に血液を多く送り込むことによって、発毛させるロジックです。
血液には、髪の成長に必要な栄養成分やタンパク質などが豊富に含まれているので、普段よりもたくさん毛根部分に行き渡らせることで、髪の成長につながるわけです。
つまり栄養はもともと備わっていることが前提になっており、髪に十分に行き届かないことが問題なのです。花に水を与えないのと同じです。
この作用は、皮膚科専門医の手によって発表された男性型脱毛症診療ガイドラインでも認められています。
塗り薬成分として日本で唯一「行うよう強く勧められる」というAランクの評価を得ています。
CQ3:ミノキシジル外用は有用か?
推奨度:A
推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める
(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%
ミノキシジル)
そもそも医薬品以外は効果があってはいけない法律
医薬品とは厚労省に認められた物以外は一般医薬品として扱われません。
治験により、臨床試験を行い文言として謳っている内容の「効果・効能」がない場合は医薬品として認められません。
つまり医薬品以外は効果効能に関して、なんの根拠もないものですし。
逆に「効果・効能」がある程度高いと、治験を行い厚労省に認可を貰わないと販売することができません。
サプリメントなどは、薬剤師の服薬指導などはありません。これは効果も薄いので、使用上の注意点もあまりないということです。
医薬品として
- 要指導医薬品
- 第1類医薬品
- 第2類医薬品
- 第3類医薬品
があります。
①が一番使用上の注意が必要であり、効果が高いものです。薬剤師による対面の情報提供が義務になっています。
なので唯一の医薬品のリアップが効果が高いのはそんな理由と背景があります。逆を言えば、それが以外は効果の担保がありません。
リアップのメリット
育毛と発毛効果がNo.1
ネットで販売されている育毛剤との比較になってしまいますが、リアップは育毛製品全体で比べて発毛効果が高く、その発毛効果は確かなものです。
大正製薬の発毛効果データによると、リアップX5を使って4週間後には明らかな毛髪成長が感じられ、使って6ヶ月たったときには9割以上の人が変化を感じられているほどです。
薄毛の私も現在リアップを使い半年が経ちますが、スカスカだった箇所が目立たなくなってきたなど実感出来ています。
遺伝的薄毛も治る
リアップX5プラスは、壮年期脱毛症に効果があります。
壮年性脱毛症とは一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、ゆっくりと何年もかかって進行し、目立つようになるものです。言いかえれば、徐々に進行する家族性のものです。
つまり遺伝的な薄毛、または抜け毛にも発毛効果があるところです。
遺伝的な薄毛とは時間の経過とともにゆっくりと薄毛が進行していく症状のことをいいますが、遺伝的な薄毛を食い止めつつ発毛させるのは育毛剤では難しいんです。
ネットで購入できる
リアップは楽天やAmazonで購入できます。この2つの違いに関しては、少し後に記述します。
わざわざ病院で処方してもらわなくてもいいのは、気が楽ですし時短まで出来るのでいいですよね。
リアップデメリット
副作用のリスクあり
リアップは医薬品であるため多少副作用のリスクがあります。参考までに大正製薬のデータによると副作用の発現率は8%です。
ミノキシジル5%製剤の副作用発現率8.0% n=50
副作用内訳(皮膚症状・・・湿疹2.0%、毛のう炎・・・2.0%、接触皮膚炎2.0%、臨床実験異常・・・総コレステロール値上昇2.0%)
これを多いととるか少ないととるかは人それぞれだと思いますが、どうしても薄毛を改善したいのであれば多少のリスクは仕方がないと私は考えて使っています。
今のところ、実感はそこまでありません。
リアップリバウンド
リアップを頑張って続けてきてやっと毛が生え始めた、というところで安心してしまいリアップをやめてしまう人がいます。
リアップの販売元である大正製薬のQ&Aを確認してみると、使用をストップすると少しずつ元に戻ると記載されています。
しかしこれは、リアップに限ったことではなく、多くの発毛剤は使用を辞めると効果は継続しません。
リバウンドというと、更に症状が進行するようなイメージですがそうではなく、元に戻ります。
リアッププラスローションはなにが違うの?
リアップX5プラスローションには、皮脂の分泌と酸化を抑え頭皮の炎症を抑える効果がある以下の3成分が追加になってます。
・トコフェロール酢酸エステル
・l-メントール
頭皮環境を正常に保つためのものですね!
頭皮環境を整えるだけでも、発毛には効果があると言われています。生活環境があまり良くない、飲酒、睡眠不足、そもそも頭皮の色があまり良くない。
こんな場合はプラスローションで、更に効果が見込めるかもしれません。
プロペシアと併用して効果はどうか
プロペシアの主成分であるフィナステリドにはAGAの進行を抑える効果はありますが、ミノキシジルのように髪の毛の成長を促す効果はありません。
また前述のとおり、ミノキシジルには髪の毛の成長を促す効果はあります。しかしフィナステリドのようにAGAの進行を抑える効果はないため、せっかく伸ばした髪の毛もいずれ抜け落ちてしまいます。
実際私はこの組み合わせ(プロペシア+リアップ)で約3ヶ月経過しましたが、リアップ単体のときよりも効果は大きく出ていると感じました。
まとめ
6ヶ月リアップX5プラスを使用し続けた私の感想としては、やはり医学的に認められているミノキシジルの発毛効果は高いです。
正直これ以外もう使う気がありません。
私は6週間で、改善を感じることが出来ました。
また、長い間販売されている商品ということもあり、さらに改良が続けられているのはいいと思います。
お陰で頭皮が余計な刺激を受ける事もなく、トラブル無しで使い続けられています。
私は問題ありませんが、敏感肌の方には少し刺激が強いかもしれませんのでご注意下さい。
先ほども少し言いましたが加えてリアップX5に限らず、こういった発毛剤は使用を中止してしまうと改善効果が消えてしまう可能性がある点も注意が必要です。
最後に私が伝えたいのは「きちんと薄毛を改善したい場合」は、継続して使用し続ける覚悟が必要です。
皆さんの一助になれば幸いです。