【癌】がんは早期発見が最重要!生存率からみる検査の重要性

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がんは早期発見が最重要、どの検査から始めるべき

がんは早期発見、早期発見と言われるけど、なんでそんなに早い方がいいの?大差ないんじゃないの?

もし検査を受けるにしても、早期発見するためにはどんな検査を受ければいいの?

 

こんな疑問に答えます。

 

健診→治験→病院勤務を経て一転してフリーランスに。医療の現場で15年以上臨床検査技師として働いていました。もちろん検査キットも、大量に使いました。エビデンスをもとに検査技師として検査や病気について、専門用語は使わずにわかりやすい記事を書いています。

 

この記事でわかること

  • 早期発見の重要性の再確認
  • どの「がん」危ない?死亡率から考える
  • どんな早期発見できる検査がある?

 

早期発見の重要性

早期発見での生存率

結論から言えば、助かる確率が全く違うからです。これに関してはデータを見たほうが早いです。

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引用元:がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計:[国立がん研究センター がん登録・統計]

 

これは何かというと、がんの進行具合による生存率の表です。

 

ステージというのは聞いたことがあるでしょうか?どの辺までがんが進んでいるかという分類です。末期がんとか聞いたことありますよね?

 

粘膜下層でとどまっているか、それ以上に浸潤しているかで大腸がんなどはステージが決まります。この辺は難しいので飛ばします。

 

ⅠからⅣまでのステージがあり、Ⅳが一番進行しています。末期はⅣなどの事を言います。

 

注目は相対生存率です。赤く囲んでいる部分です。

 

疾患によって率はことなりますが、基本的にはⅠのステージでは高く、Ⅳのステージでは低いことがわかると思います。

 

これがそのまま、5年後の生存率です。

 

上から見ていくと、食道がありますがイメージしにくいので、次の胃がんを見て下さい。

 

日本人の死亡率の2番高い、胃がんですがステージⅠでは97.4%で、ステージⅣでは7.2%です。驚異的な差がお分かり頂けると思います。

 

前立腺などのやや例外的な動きの疾患もありますが、基本的には段階的に生存率が下がっていくのがわかると思います。

 

早ければ早い方がいいです。 

 

 脅かしているわけではないのです。国ももちろん推進しています。

 

がん検査の国の取り組み

がんに関しては、がん対策推進基本計画というものを厚生労働省で出しています。

引用:がん対策推進基本計画

 

どんなものかというと、がんに対して具体的に何に注目して死亡率を下げようかという計画書です。

 

そこで謳われているのが、「がん予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」

 

そのなかの「がん予防」は2本柱になっており

  • がんの1次予防
  • がんの早期発見、がん検診(2次予防)

 

このでも出てきています、早期発見。早期発見の重要性はデータで見て頂いた通りですし、政策でもあります。

 

結局、がんの死亡率は国としても見逃せない重要な要項になっているということがわかります。

 

死亡率の高さを考える

がんの発症部位によって、生存率も死亡率も異なります。

 

がん検査は受けられるのであれば、全て受けてしまった方がいいのですが最低でもこの3つは要注意というところを紹介したいと思います。

 

死亡率に関しても先ほどから出ている、厚労省でデータは確認できます。

 

そして私も以前記事にしています。詳しくは

www.kensa.work

 

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引用:厚生労働省:死因順位・構成割合

 

以前まとめた表ですが、男女ともにトップ3は「肺がん」「胃がん」「大腸がん」の3つが並んでいます。

 

この3つはかなり前からトップ3のままかわりません。変わらないのに減らないのは不思議です。

 

この3つも生存率はステージⅠならば、生存率

  • 胃がん・・・97.4%
  • 大腸がん・・・97.6%
  • 肺がん・・・81.8%

 

生存率は非常に高いのです、なのに死亡率が高いのは単純に検査を受けてないからだと思います。

 

受診率は30~40%を推移しており、国の目標としてる50%はまだ遠く受診率向上のため組織型健診などの政策を講じようとしている。

 

めんどくさがって失うものが「命」ですから、面倒なんて言っていられません。このリスクヘッジは必須だと思います。

 

早期発見に貢献する検査

上で触れた代表的ながんに対する検査は、どれが有効とされているのか整理したいと思います。

 

胃がん検査

胃がん検診のガイドラインというものがあります。ここでの推奨は胃部X線検査、胃内視鏡検査の2つです。

 

しかしこれは2014年のガイドラインなのです。結構古いです。

 

胃部X線検査に関しては、諸説ありまして。判断が難しいです。

医師が胃がん検診でバリウムを飲まない理由 | 医師が教える!気になるあの病気の意外な真実 阿保義久 

 

こんな記事を見かけたりもします。この記事によると胃がん検査は胃部X線ではなく、胃内視鏡検査をおすすめしていますね。

 

私個人の意見ですが胃部X線検査は、早期発見ではなく進行したがんが見つけやすい検査です。早期の潰瘍形成もしていない状態での発見は胃部X線検査は発見しずらいです。健康診断では早期発見が望ましいです。

 

ですので私も早期発見や精密検査なら、胃内視鏡検査がいいと思います。しかし胃内視鏡検査は、結構侵襲性が高い検査です。侵襲性とは簡単に言えば、ツラい検査で事前準備も大変です。

 

なので胃カメラはハードル高いという方には、胃のペプシノゲン検査と、ピロリ菌の検査を併用した胃のABC分類検査をおすすめします。

 

肺がん検査

一般レントゲン検査が一般的で、他にもCT検査を行います。

 

そして喫煙している人や、喫煙歴があった人には喀痰細胞診検査が推奨されています。(喫煙歴×1日の本数)が600を超えている人が対象ですが、喫煙歴あればやった方がいいです。

 

精密検査が必要になった場合、喀痰細胞診検査になりますので最初から喀痰細胞診検査がおすすめです。痰を出せばいいので比較的かんたんです。

 

大腸がん検査

大腸がんは便潜血検査になります。これが最初に行う検査としては一般的で、これ以上になると下部内視鏡検査になります。

 

大腸がんは自覚症状も大切です。

 

便が細い、便秘と下痢を繰り返す、腹痛、血便、タール便(黒い便)などがあった場合は下部内視鏡検査の方から始めたほうがいいです。

 

まとめ

受診率が上がらない理由としては、「時間がない」「必要性を感じない」だそうです。

 

時間に関しては、もはや検査キットなどで対策するしかありません、検査キットでがんが調べられます。これも記事にしています。

 

www.kensa.work

 

必要性を感じないというのは、凄い自信を感じますね。しかし根拠に弱いと思います。いくら強がっても「がん」にはなります。

 

必要性を感じる時というのは、痛みがあったり、自覚症状が出ているということです。それでは早期発見にはなりません。

 

がんは基本的には初期段階では自覚症状はありません

 

なので、検査は初期段階を対象にしているので健康そのものって人が受けるべきなのです。 

 

命に関わります、慎重すぎても全然いいはずです。検査しましょう。ゆき@技師ブロガー (@NC0bK9MAWcyVeSa)でした。